社長あいさつ
2011年3月11日に発生した東日本大震災を境に、私たちはこれまでの常識や当たり前と思ってきた生き方や行いに反省を求められました。個である「私」だけの幸せを追求したかもしれない生き方は、本来のしあわせではないことに気づかされました。家族を見つめ直したり、ふるさとを思いはじめた人たちが増えました。子どもは親も町も時代も選べずに生まれてきます。私たちもそうでした。ご先祖様たちもそうでした。与えられた世界と時代を精いっぱいしあわせのために働く。それはやがて必ず、未来と手を結ぶことになる。ふるさとの土地を評価し、価値を発見し、しあわせへとつないでいく仕事。なんという素晴らしい仕事でしょう。私たちはさらに付加価値の高みへ技術を磨いて、これまでの事業にプラスして、暮らしと命の安心と安全のために、新しい技術とアイデアで未来を設計していきます。多くの「私」の思いを集めて「公」の価値へとつないでいく仕事、今日も始めています。